こどもの日の「熱狂の日」音楽祭2006は、大盛り上がりになるイヴェントがあります。なんと、チケット販売カウンターがあるB1F総合案内所横で、連日スタッフがトンカラトンカラとセットを組み上げ、往来の皆さんにアンケートをお願いしていたというNHKのブースで、生中継番組が行われるのです。放送は午後1時から(BS2をご覧の方。番組は午前中から放送しており、「熱狂の日」会場からの中継が午後1時から、ということです)。「熱狂の日」に行けないなあという方、東京はちょっと遠くてねえという方、「ラ・フォル・ジュルネ」って名前は聞いたことあるんだけど……という方、NHK-BS2で、盛り上がりの様子をご覧になってください。
4日の午前に発行され、2,000部がアッという間になくなったという「ぴあ」「モーストリー・クラシック」「ぶらあぼ」3誌共同企画による号外「熱狂の日」ジャーナル。5日も午前の早い時間に発行予定です。手にしたい方は、JR有楽町駅側、東京国際フォーラム入口付近に配布スポットが設置されていますので、ぜひお立ち寄りください。
この公式レポートでは、アーティストによるマスタークラスの模様をきちんとお伝えできていないのですが(申しわけございません)、毎日行われています。5日は以下のような内容です。たくさんの方が入れるわけではないのですけれど、アーティストそれぞれが音楽へのこだわりを具体的に見せてくれるチャンスですので、ぜひご覧ください。会場はホールB5(1)「サロモン」です。
◎10:45〜 エマニュエル・シュトロッセ(ピアノ)
◎12:30〜 フランソワ・フェルナンデス(バロック・ヴァイオリン)
◎14:30〜 ライナー・ツィパーリング(チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ)
◎16:15〜 フィリップ・ピエルロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
◎18:00〜 フランク・ブラレイ(ピアノ)
◎20:00〜 クレール・デゼール(ピアノ)
講演会もあります。昨年のベートーヴェンでも講演をされたお二人が、モーツァルトについて、楽しくためになるお話しをご披露くださいます。会場はホールD1「エステルハージ」です。
◎13:15〜 柴田克彦氏
◎18:00〜 吉成順氏
なお、同会場では、10:00、14:45、19:30の3回、映画『アマデウス』を上映します。最初の2回は公開オリジナル版、3回目はディレクターズ・カット版(約3時間!)です。
展示ホール「ヨーゼフII世」では、もちろん無料コンサートが行われます。5日のステージに登場するのは次の皆さま。
◎11:00〜 千代田区立泉小学校イズミノーツ
小学生のビッグバンド!
◎12:30〜 TAMA21交響楽団
マーラーの交響曲も取りあげる実力派アマ・オケ
◎14:00〜 桐朋学園オーケストラ
数多くの音楽家を輩出した音楽学校の学生オーケストラ
◎15:30〜 長栄交響楽団
昨年大好評だった台湾のプロ・オーケストラ
◎17:00〜 尾原勝吉記念オーケストラ
千代田区ではおなじみ、明治大学OBによるオーケストラ
◎18:30〜 丸の内交響楽団
昨年の無料コンサートで大喝采を浴びたアマ・オケ
◎20:00〜 丸の内交響楽団
5日もやります。不思議楽器「クリスタル」のプレイヤー、ミシェル・ドヌーヴ氏によるクリスタルの紹介とレクチャー。18:00から、ガラス棟7階にあるサロンで。16:30より整理券を配布します(無料)。
最後になりますが、同じガラス棟7階サロンで、20:00〜20:30に行われる「ソムリエトーク」の宣伝を。入場無料で、18:30より整理券を配布します。5日の担当は、音楽ライターの山尾敦史、つまりこの文章を書いている不肖私めがお話しをさせていただきます。内容は、モーツァルトのお姉さん(愛称ナンネルル)はどういう人だったのか、ということについて。このお姉さんがいなかったら、ひょっとするとモーツァルトの(死後の)評価は、さほど高まらなかったかもしれませんね、というお話しです。どうぞお楽しみに。
ということで、5月5日も公式レポートをお楽しみください。
(A.Y.)