オジサマの魅力全開、フランス屈指のピアノ・トリオ

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 本日も、東京は好天に恵まれました。午前11時、お客様とスタッフの声で賑わいを見せる、屋台村近辺の様子。
 5/5は子供の日、という事もあり、本日のプログラムは子供向けのものが多く用意されております。定番テーマパークでキャラクターと触れ合う代わりに、音楽祭でモーツァルトと触れ合う休日を過ごしてみてはいかがでしょうか?

 もちろん、渋い大人向けのプログラムも多数ご用意してありますよ!

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 その中の一つ、フランスを代表するベテラン奏者、レジス・パスキエ氏(ヴァイオリン)、ロラン・ピドゥ氏(チェロ)、そしてジャン=クロード・ペネティエ氏(ピアノ)の素敵なオジサマ三人によるいぶし銀トリオが、昨日に引き続き登場。(9:45~10:30 ホールD7)
 まずは、モーツァルト:ピアノ三重奏曲第6番ハ長調K.548。モーツァルト最後のピアノトリオということだけあり、ロマン派に足を突っ込みかけたこの曲、彼らの手にかかれば、かっこいいオヤジの魅力全開の、スーパーロマンティシズムミュージックに変貌。せめぎ合い、混ざり合う音色に、女性だけではなく男性陣もうっとり。
 続いて、ハイドン:ピアノ三重奏曲第41番変ホ短調Hob.XV.31。楽譜を間違えたというコミカルなアクシデントをものともせず、ハードボイルド調で攻めてきます。事実、演奏後にそんな事があったなど、はるか忘却のかなたでした。
 最後は、フンメル:ピアノ三重奏曲第1番変ホ長調Op.12で、会場はまたもやロマンティックに。ダンディなオジサマの魅力の中に、少年のようなコミカルさが顔を覗かせます。

 早朝にも関わらず満席の会場からは、惜しみない拍手が送られていました。ヴラヴォー!!(E.N.)

 ピアノのペネティエ氏は、この後もコンサートに出演しますよ!
・5/5 22:15~23:00 ホールD7ヴァン・スヴィーテン
・5/6
 10:00~10:45 ホールD7ヴァン・スヴィーテン
 13:30~14:15 ホールB7ダ・ポンテ

 ヴァイオリンのパスキエ氏は、マスタークラスも開講!
・5/6 16:00~17:00 ホールB5サロモン
 更に、ヴィオラも弾いちゃいます!!
・5/5 21:00~21:45 ホールB5ジュスマイヤー

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