ファゴット。
それはオーケストラの中で低音部を支える重要な楽器。
あらら、それがソロ楽器としてオーケストラと一緒に演奏したら、ファゴット協奏曲になっちゃったよ。
ホールC(サリエリ)にて行われたコンサートへ行ってきました。演目は先にも書いたファゴット協奏曲第1番 K.191と交響曲第35番 K.385「ハフナー」。おもしろい組み合わせの曲が大好きなレポーターは、ずーっとこの曲を聴いてみたかったので、とっても楽しみにしていました。
演奏者:ロラン・ルフェーヴル(ファゴット)、下野竜也(指揮)、ブルターニュ管弦楽団
ルフェーヴル氏は、今回来日しているパリ・バスティーユ管楽アンサンブルのファゴット奏者でもあります。このコンサートではソリストとしてステージに立ってらっしゃいました。
モーツァルトのこの音楽と、ルフェーヴル氏のちょっぴりユニークな動き、そしてファゴット独特のとぼけた音があいまって、まったりとしたかわいらしい(失礼!)ステージとなりました。というのも、隣に座ってた方が、ルフェーヴル氏がカデンツァで音楽に熱中しているのを見ては、ほんのちょぴりクスッと笑ってらしたんです。個人的に和やかムードのコンサート鑑賞となったのでした。演奏はもちろんとってもすばらしかったですよ!
今日はモーツァルトの交響曲を3曲聴きました。どれも甲乙付けがたい良さでしたが、やはり聴いたばかりのハフナーがとってもよかったです。とくに管楽器。本当にかっこよかったです。
リラックスして聴くことができたコンサートは、レポートを始めてから初だったかもしれません。とても印象に残ったコンサートでした。(Y.M.)