ただいま帝国ホテルにて「熱狂の日」音楽祭関連イベント、「THE IMPERIAL BALL ~帝国ホテル舞踏会~」が開催中です。その第1部"アフタヌーンティーダンス"を取材すべく、国際フォーラムから歩いて10分ほどの同ホテルへお邪魔しました。少し遅れてしまい、慌てて会場にかけつけると、聞こえてくる音楽がクラシックではない・・・恐る恐る扉を開けると、そこには目を疑うようなシャル・ウィ・ダンス?の世界が!!私って場違い・・・?!的な思いが瞬時に胸のうちに広がったレポーターE.M.。しかし、ここはタダでは帰れない・・・。
写真を撮っていたE.M.と偶然目が合ったご婦人が、なにやら親切そうな方だったのでお話を聞こうと話しかけました。するとそのテーブルにいた方々は、ウィーンのヨハン・シュトラウス協会に関係している紳士・淑女の皆さんだったのです。カール・ベーム指揮のモーツァルトの「レクイエム」が大好きだと仰ったのは、ウィーン音楽の研究家で訳詩もされるという柴山三明氏。氏とお仲間の方々の話から、そのハイソサエティな世界を垣間見せていただいた筆者は、そのあとさらに驚くことになるのです。
シャル・ウィ・ダンス?的な楽曲が終わり、次の音楽が鳴り始めた瞬間、ご婦人方が発した言葉。
「あ、ウィンナ・ワルツよ!」
「踊りましょう!!」
唖然とする筆者を尻目に、にわかに身をひるがえし、ペアになってホールへ躍り出た二組の男女。その姿は・・・スバラシスギル・・・。空いた口がふさがらない、とはこういうことを言うのでしょうか。「ウィンナ・ワルツはスカートの裾を持って踊るのが基本なのよ」と仰ったご婦人は本当にお見事なステップでした。
うっとり。
ブラヴォー!
ウィンナ・ワルツ、社交ダンス界の貴重なお話を聞かせてくださった紳士・淑女の皆さんに心から感謝を込めて!
舞踏会の第2部「ジ・インペリアル」は、今晩(6日)17:00~22:00まで同ホテル本館・富士の間にて開催されます。Shall we dance?
(E.M.)