2006/2007カウントダウンだ!

「熱狂の日」公式レポートをご覧いただいている皆様、いよいよスタートです。
4月末から5月にかけての「熱狂の日」音楽祭にむけて、ここではいろいろなイヴェントや記者会見の模様などをお届けしていきましょう。
その第1弾として、2006年の大晦日から年またぎで行われました「カウントダウン・コンサート」の模様を、昨年の公式レポートに引き続きレポート部隊隊長を拝命いたしました、音楽ライターの山尾敦史がお送りいたします。コードネームは「atsymo」です。どうぞごひいきに。

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コンサートは昨年と同じく、本名徹次さんが指揮をする「熱狂の日」ユース・オーケストラの演奏で。
まずは昼間に行われた、公開リハーサルの模様から。
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「熱狂の日」音楽祭で無料コンサートが行われた展示場が、そのまま会場に。ステージを客席が取り囲み、かなーりリラックスした感じでリハーサルを見物する皆さんが。リハーサル中のディスカッションもマイクで拾えば、さらにお客さんの興味をかきたてたかも。
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そして夜の11時30分になり(紅白どっちが勝つのかなあ、くらいの時間ですね)、ステージの準備が整う頃には超満員に。用意されたイスがあっという間に埋まり、その周辺は壁際までぎっしりと立ち見。真冬の夜中だというのに、汗をかくほどの熱気です。
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2006年といえば、やはり「のだめカンタービレ」の大ヒットというわけで、東京国際フォーラムでは大晦日まで「のだめフェスティバル」が行われていましたが、そこで大人気&大活躍だったマングースが登場(2ついるんだ、マングース)。
カウントダウン・コンサートの司会はフジテレビから、クラシック音楽に詳しい軽部真一アナウンサーと、ニュースからねずみ(政井ッチュマヤ)まで幅広いお仕事をされている政井マヤアナウンサー。
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指揮者の本名徹次さんは、昨年に続いての登場。
そして今回のゲストは、ジャズ・ピアニストの山下洋輔さん。
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見よ!「熱狂の日」ユース・オーケストラの勇姿。
演奏されたのはモーツァルト(2006年、お疲れさま!)作曲のオペラ「後宮からの誘拐」序曲、そして山下洋輔さんを迎えたガーシュウィン作曲の「ラプソディ・イン・ブルー」、チェコの作曲家スメタナの「モルダウ」。アンコールにラヴェル作曲の「ボレロ」。
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「ラプソディ・イン・ブルー」は、まさにマングースと切っては切れない曲。
そして山下洋輔さんの十八番であり、お得意の自由な演奏で客席が大いにわくというお楽しみつき。
しかも、途中グリーグのピアノ協奏曲とかドヴォルザークの「ユモレスク」とか、いろいろ乱入。
演奏中「お、もうそろそろ年越しの時間なんじゃ?」と思っていると、なぜかマングースが演奏中のステージ前に登場して……。
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マングースのおなかに注目!
そして会場みんなでカウントダウン・コール。
ちなみに山下さんは、このときもドシャメシャグガンとピアノに向かって格闘中。
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2007年、明けましておめでとう!の瞬間です。
会場中がヒートアップ!
山下洋輔さんはピアノと格闘しながらの年越しでした。
撮影した僕も興奮して、ピントがブレておりますがご容赦。
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年が明けての1曲目はスメタナの「モルダウ」。
そして再び山下洋輔さんがステージに登場し、ピアノとオーケストラがラヴェルの「ボレロ」を演奏。午前0時30分頃にカウントダウン・コンサートはフィナーレを迎えました。
いらっしゃった皆さん、ありがとうございます。
そして「熱狂の日」音楽祭2007も、一緒に楽しみましょう。
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最後に一枚。
「ボレロ」演奏中、コンサート目当てではなく東京国際フォーラム内を歩いていた方がみんな足を止めて、展示ホールを見下ろすフロアはこんな具合に。
「ボレロ」偉大なり!
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(atsymo)

Tokyo International Forum 東京国際フォーラム