シテ・デ・コングレ ホールツアー

ラ・フォル・ジュルネ会場であるシテ・デ・コングレ内には、全部で8つのホールがあります。
その中から、レポーターE.N.が潜入した三つのホールを、コンサートハイライトと共にご紹介いたします。

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まずはメインホール、Auditorium Dostoievski。1900席を有する巨大ホールながら、楽器の音をダイレクトに聴くことが出来る、臨場感溢れるホールです。
写真はジャン=ギアン・ケラスとアントニー・ウィットによる、ドヴォルザーク:チェロ協奏曲。
「この曲は協奏曲ではなく、シンフォニー(交響曲)だと思う。ソロとオーケストラの対話が楽しく、素晴らしい曲だね。それにとてもロマンティック。アメリカでホームシックになり、恋人をも病気で亡くしてしまった彼の心の内がよく見えるようだね」(ケラス)

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お次に、室内楽で大活躍のホール、Salle Garcia Lorca。こちらは300席。
写真はコダーイ、ラヴェルの二重奏曲で見事な演奏を聴かせてくださったイケメン兄弟、ルノー&ゴーティエ・カプソン。実力に裏打ちされた超絶テクニックと歌うようなメロディー、そして兄弟ならではの息の合ったアンサンブルで、聴衆を沸かせました。トレビアン!

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少し離れたところにはピアノサロンホール、Salle Ady。400席。モダンな建築が素敵です。
写真はレポーター大贔屓のピアニスト、フランク・ブラレイ。ドビュッシー、ラヴェル、フランクのフランス作品で魅了。
「実は今、ガーシュインに注目しているんだ。ポピュラー音楽を吸収、洗練させた彼の作品は、とても魅力的だからね」(ブラレイ)
(E.N.)

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