アーティストに直撃インタビュー!その3

インタビュー第三弾、最終日も色んな方に突撃取材します!
質問内容は次のとおり。

1:ラ・フォル・ジュルネへの思い
2:今回のテーマ「国民楽派」で、好きな作曲家、曲
3:日本のラ・フォル・ジュルネへ一言

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mt026.jpg【ミシェル・コルボ 指揮】
1:観客が、知識でなく感覚で楽しんでくれる、すばらしい音楽祭だ。音楽の基本だね。
2:(十八番のフォーレ以外で、と尋ねたのに)やっぱりフォーレ(笑)。それにドビュッシー、ラヴェル…それこそが“自分のもの”なんだ。
3:5000人のホールも怖くないよ。みんながひとつになって楽しんでくれるから。私のフォーレを聴いて、まるでゆりかごの中のように癒されてくれると嬉しいね。

en023.jpg【シャニ・ディリュカ ピアノ】
1:今回のLFJのテーマである「調和」が、自分の中や音楽の中、そして周りの人に感じられる。音楽に融合するという体験が出来るわ。是非、日々の生活に生かしてほしいわ。
2:今回演奏した関係もあるのだけど、グリーグ。彼の作品からは、深さと豊富な音楽的知識、そして大衆に近い立場での調和が図られているの。同じ意味で、バルトークも好き。彼は山奥の村で人との対話を通して音楽を吸収した。そういった点を言うと、「国民楽派」という言葉は正しくないのかもしれないわ。彼らは人民の中の「魂」を求めて、それを曲に再現しているのだから。
3:日本が大好きなの!日本人には伝統的、内面的な「美」の感覚があって、その意識がとても高いでしょう?その美的感覚、例えば着物を着た人が振り返った瞬間の、均整の取れた「美」を、音楽の中からも感じてほしいわ。

mt027.jpg【アントニア・コントレラス フラメンコ歌手】
1:私にとってすばらしい試み。2年前に初めてオーケストラと共演しましたが、新しい観客に出会うたびに感動しているから!
2:アルベニスやグラナドスね、やっぱり。
3:ファリャは、フラメンコと密接なつながりがある作曲家よ。フラメンコが好きな人で、ファリャが嫌いな人はいない。日本には、フラメンコが好きな人が多いと聞いているの。喜んでいただけたら嬉しいわ。

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