アラン・プラネス plays ヤナーチェク

5月3日9:45~、ホールB5にピアニスト、アラン・プラネス氏が登場。
プログラムはヤナーチェクのピアノソナタ「1905年10月1日街頭にて」と、小品集「草陰の小道を通って 第1集」。

cze_janacek.jpgチェコ出身のヤナーチェク(写真)。

彼って実際、あまりメジャーな作曲家ではありませんよね。この音楽祭の中でも、ドビュッシーやチャイコフスキーといった方々に比べると、認知度が若干低いような気がいたします。
正直なところ、レポーターもあまり食指が動かないというか、積極的にお近づきになりたいと思ってはいなかったんです。しかし今朝、プラネス氏の演奏を聴いて、その作品に開眼!してしまったのです。

ヤナーチェクさんのお顔はこちら→
以後お見知り置きを。


そして、アラン・プラネスというピアニストとの、この幸運な初めての出逢い。

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プラネス氏のプロフィールには、シューベルトとドビュッシーが得意と書いてあり、「シューベルト」にピン!ときたレポーターは、これは期待できる!とコンサートに向かったのでしたが、これが大正解でした。
来年の本音楽祭のテーマだと噂されている作曲家・シューベルト。詩情豊かな作品で知られるシューベルトの曲を得意とするプラネス氏は、ヤナーチェクにもシューベルトとの共通点を見出しているようでした。

一般的にあまり知られていない作品の良さ、素晴らしさを聴き手に理解してもらうのには時間がかかります。耳馴染みのない曲には、聞き手もなかなか入っていけないから、つい敬遠してしまうところもあると思います。でも今日、プラネス氏の演奏を聴いて、初めてヤナーチェクの作品に触れた方々は、きっとその奥深さに気付かれたのではないでしょうか。

レポーターは、プラネス氏の出す音色の豊かさ、最弱音の美しさにずっと聞き耳をたてていました。また、ぜひ聴いてみたいです。
なお、プラネス氏は急遽出演不可能になったピアニスト、ブリジット・エンゲラー氏の代役として、4日以降もステージに立たれます。詳細は会場にてチェック!

(MANTA)

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