燃え上がる恋の炎!情熱の「恋は魔術師」

 恋愛、それは音楽において切っても切れない、正にアモーレな関係。そんな「恋」をテーマにした音楽が、情熱の国スペインに存在します。今回のLFJ注目のプログラムの一つ、ファリャ:バレエ音楽「恋は魔術師」。ポワトゥ=シャラント管弦楽団、ジャン=フランソワ・エッセール氏の指揮の下、何と、ソリストに情熱のフラメンコ歌手アントニア・コントレラスさん、ジプシー役にはシブ系オヤジのゴルカ・シエラ氏が登場!

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 まずはピアニスト、マリー・ジョゼフ・ジュドさんを迎えての、トゥリーナ:交響的狂想曲。ジュドさんの熱っぽいピアノとオーケストレーションが相まって、会場は一気にスペインへ。
 続いて「恋は魔術師」。これが素晴らしい!情熱、官能、神秘といった感覚が、コントレラスさんの力強い歌声と共に迫ってくるよう。この方は歌の女神なのか、それとも本能で歌う動物なのか、果たして歌声を自在に操る「魔術師」なのか。終わった後、会場は現実と夢の狭間のような、異様な熱気に包まれました。筆者はしばらく、彼女の歌声の魔術にかかったまま、動けませんでした。

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 舞台袖で1ショット。背が高い彼女、間近で拝見しても美しい!舞台栄えするのも納得。

 筆者イチオシのこの舞台(あえてコンサートとは言わない)は残り二回の公演。伝説的舞台を見逃してはなりませんよ!(IH.ERIKO)

  • 5/4 22:30-23:15 ホールB7
  • 5/5 14:30-15:15 ホールC

Tokyo International Forum 東京国際フォーラム