きらきら星の先生、ありがとう

キッズ・プログラムはどこも予約殺到の大人気ですが、昨年に続いて希望者続出なのが「ヴァイオリンを弾こう!〜フランスのシャンソン『きらきら星』」(なにしろ、スタート前にはすべての回が予約いっぱいになったほど)。ヴァイオリンで有名なメロディを弾けるかな、というとてもシンプルなプログラムなんですが、なにしろ「ヴァイオリンを触ってみたい」という純粋な気持ちで、目をきらきらさせてやってくる子供たちばかり。

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ところがわずか45分の間に、初めてヴァイオリンを触ったという子供たちが、なんとなく弾けてしまうのですよ「きらきら星」を。簡単なメロディじゃないかと思うなかれ、ちゃんと正確な音程を出すのだけでも難しいんですよ、ヴァイオリンは。

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この方がヴァイオリンのせんせい、久保田巧さん。
ソリストとして、またサイトウ・キネン・オーケストラや水戸室内管弦楽団のメンバーとしてもご活躍中ですが、キッズ・プログラムのようなことを常にしているわけではなく、昨年のラ・フォル・ジュルネで好評だったことから、今年も1日3回というスケジュールでたくさんの子供たちに音楽の喜びを伝えていらっしゃいます。
久保田さんご自身や、アシスタントをされている若いプレイヤーの方々が、子供たちから教わることもいろいろあるんだとか。ひょっとすると10年くらいたってから、「あのときに教えていただいたんです」なんて久保田さんの前に現れる天才児がいるかもしれないですよ。

(atsymo)

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