窮地を救う、素晴らしすぎる代打

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 ペーテル・チャバ氏率いる、シンフォニア・ヴァルソヴィアによる、シベリウス:「トゥオネラの白鳥」をバックステージで聴いてきました。イングリッシュ・ホルンの音色に誘われ、ここは黄泉か、はてまた三途の川か、といった浮遊感に、心の中がクリアになっていきます。ああ、いと美しきかな。
 …と、ステージを見てみると、

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 日本人!!?
 そう、この方は読売日本交響楽団のオーボエ奏者であられます、浦丈彦氏。何と昨日、急遽出演が決まったそうです。にも関わらず、堂々たるソロを披露。聴衆のみならず、オーケストラメンバーも皆、大絶賛の拍手でした。

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 ブラビッシモ!

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 出番を終えた浦氏を直撃インタビュー!
「さすがにこれだけ期間が短いと、逆に腹を括るというか、まな板の上のコイ状態(笑)たまたま最近アングレ(イングリッシュ・ホルン)を吹く機会が多くて、しかも良いリードもあったので助かりました。でも、オーケストラはいい音だったし、皆とてもフレンドリーだったから、楽しんで吹くことが出来ました」
 うーむ、さすが第一線で活躍していらっしゃるだけあります。本当にお疲れ様でした!
(IH.ERIKO)

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