ゴールデンウィークも終盤、オープンしたての新丸ビル近辺は、非常に多くの方たちが行きかっています。
行幸通りを挟んで向かい合っている丸ビルと新丸ビル。その真ん中、行幸通りに大きな白いテントが。
これは特設コンサート会場として設置されたもので、ラ・フォル・ジュルネ期間中にさまざまなコンサートが開かれ、無料で音楽を気軽に聴くことができるステージでもあります。
なかなか国際フォーラムから離れられなかったんですが、やっとこのステージに向かうことができました。
到着してみると、ちょうどタラフ・ドゥ・ハイドゥークスのリハーサル中でした。リハーサル終了後、客席にいらした男性に声をかけられ、「彼らが演奏してる音楽はいったい何ですか?」と聞かれました。
そうそう、これなんです、きっと。
この質問をしてくださった男性は、タラフのことなど何も知らずに、音楽を聴いてなんだか楽しそうだな、と思われたんだと思います。そして、テントの中に入ってこられたのではないかと。
こういった特設ステージは、丸の内界隈に来ている人たちが、聴こえてくる音楽と演奏に足を止め、生演奏を手軽に聴くことができるのです。決していま演奏しているアーティストたちの予備知識はなくても、音楽を聴いて、いいと思えば立ち止まって聴けばいいのです。これぞまさに音楽の力。そして、特設ステージの力。
質問に対しては、くわーしく答えさせていただいました、ハイ。
その男性が、楽しんでくださったことを祈って。
テントの中を見渡すと……おっと、ここでもルネ・マルタン氏を発見! もう、完全に「マルタン氏を探せ!」というリアル絵本を見ている気分。
座れなかったオバサマ方のために、席を譲られていました。さっすがジェントルマン!
(Heippa)