マニアも喜ぶピアノトリオ

 トリオ・ヴァンダラー、今回のLFJ最終公演です。
 彼らが最後に選んだ曲は、トゥリーナ:「円」と、ショーソン:ピアノ三重奏曲という、マニアの喜びそうなレア曲をセレクト。トゥリーナの描く、抽象画的な世界へと引きずり込まれた後、ショーソンの永遠に廻るような音楽にノックアウト。濃密な45分間でした。

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 お客様も、スタンディングオーベーション!

 筆者は今回始めてトリオ・ヴァンダラーを聴いたのですが、実力はもちろんのこと、豊かな音楽性に惹かれました。何よりも、トリオという編成は本来、バランスがなかなか取れなくて苦労するのに、それを感じさせない位、三人のバランスが絶妙!
 三人にぜひお話を、と思ったのですが、ヴァイオリンのジャン=マルク・フィリップ=ヴァルジャブディアン氏はこの後、もう一公演控えているのです!(22:00-22:45 相田みつを美術館)何というハードスケジュール。しかし、「ヴァンダラー」という名前からして、来年のLFJに参加する可能性大。今年残念ながら聴き逃してしまったという方は、今から要チェックすべし。
(Photo:MANTA Note:IH.ERIKO)

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