朝から熱いぜTMP

 外は雨で肌寒くても、東京国際フォーラム内は夏のような熱狂に包まれています。
 そんな熱狂ぶりを象徴する団体、初日から大・大・大活躍の、沼尻竜典氏率いる、トウキョウ・モーツァルト・プレイヤーズ(TMP)。一日一回は必ず出演している彼ら、ハードなスケジュールとハードなプログラムをバリバリとこなしています。
 今日は朝9時過ぎという早朝にも関わらず、マルティヌーとバルトークという濃厚なプログラムから。

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 まずはピアノに児玉桃さん、麻里さん姉妹を迎えての、マルティヌー:2台ピアノと管弦楽のための協奏曲、日本では滅多に聴くことの出来ない珍しい曲です。マルティヌー特有のトリッキーなリズム、さぞかしアンサンブルが難しいのでは?「確かに難しい曲ではありますが、私たち姉妹は何度も(海外で)演奏していますし、沼尻さん、TMPの皆さんも素晴らしいので、とても合わせやすかったです」と答えてくださったのは桃さん。「マルティヌーは民族的なリズム、メロディーを多く持っています。とても楽しい曲ですよね」(児玉桃)

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 本番を終えた直後の児玉姉妹&沼尻氏。

 続いて、バルトーク:弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽。「日本人にはバルトークが合っている」と沼尻氏が語るだけあり、熱気ムンムンの演奏!あまりの熱さに、次にコンサートを控えているシンフォニア・ヴァルソヴィアのメンバーも興味津々。

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 沼尻&TMPは、本日12:45-13:30 ホールCにて最終公演があります。ソリストに、ヴァイオリニストのレジス・パスキエ氏が登場!
 また、児玉姉妹は15:45-16:30 ホールB7にて、再び素晴らしいアンサンブルを披露してくださいます。
(IH.ERIKO)

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