やっぱり聞いたことのある曲がいいなぁと、数あまたの公演プログラムを見ていると、
「フランスの名女性奏者による、CMなどでおなじみ「楽興の時」と、晩年のソナタの大作」
とあるじゃないですか。「楽興の時」という名前では知らないけど、きっとCMで聞いたことがあるはずと思い、早速足を運んでみました。
曲が始まりしばらくすると、どこかで聞き覚えのある旋律が脳を刺激するじゃありませんか。これはっ!!某住宅メーカのCMだっ!!!CMではほんの数秒しか聞いたことがないけれど、全部通して聞いてみるのもいいものですね。曲目は「楽興の時」と「ピアノソナタ第19番」でした。
そして、出演者はアンヌ・ケフェレックさん。公演後早速、インタビューの為に楽屋裏へ急ぐも、もうすぐミュージックキオスクでも公演があるというじゃないですか。なんてお忙しいスケジュールなの!!後を追うようにミュージックキオスクに直行。すると、既に大勢の観客が今か今かとアンヌさんを待っているじゃないですか。そして彼女が舞台に上がると大きな拍手が。演奏が始まると今度は辺りが静寂に包まれ、観客は彼女の奏でる音色に耳を傾けています。あっという間に演奏は終わり、また割れんばかりの拍手が沸き起こりました。
演奏を終えたアンヌさんになんとか一言頂こうと、道端突撃インタビュー。シューベルトのイメージについて尋ねると、「シューベルトには愛、静けさ、そしてヒューマニティーをかんじるわ」。そして次に、ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポンをどう感じているかとの質問には、「とても成功していると思うわ。とても多くの方が来ていて、しかも様々な年齢、性別の方がいらっしゃるので、多くの方に受け入れられてると思います」と笑顔で答えて頂きました。近くで見る笑顔は、とてもチャーミングでした。
が、一番驚いたのは、この後もすぐサイン会をするとのこと!!!
なんてタフなんでしょう。彼女の可愛さと力強さを見せ付けられました。