金沢から出張レポート! モーツァルトに熱狂!

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キュイーンと飛行機に乗ってやって来ました、金沢へ。
開幕しました、「ラ・フォル・ジュルネ金沢」。東京とはちがってこちらはモーツァルトがテーマ。大勢のお客さんで大いに賑わっております。会場に到着するやいなや、レポーターがまっさきに飛び込んだ場所と言えば!

501kanazawa_tea.jpgまずはお茶でしょう、日本人なら。会場となった石川県立音楽堂の正面入り口で和服美女がお茶をたててくれてます。は~、なごみますなあ。

こちらの和風なデザインの会場は「邦楽ホール」。石川県立音楽堂内にはクラシック音楽専用のコンサートホールと邦楽専用ホールがあるのです。「ラ・フォル・ジュルネ金沢」期間中は、この邦楽ホールもピアノや室内楽の演奏にフル活用されています。

演奏会ではプログラムには載っていなかったちょっとしたサプライズが。
みなさん、昨年ナントの市立図書館でモーツァルトの自筆譜が発見されたというニュースがあったのをご記憶でしょうか。その自筆譜が今回金沢に上陸、そしてナントのアンサンブル、ストラディヴァリアの公演中に、ヴァイオリンのダニエル・キュイエ氏がこの楽譜を演奏してくれたのです。これって日本初演ってこと!? すごい、モーツァルトの未知の作品の日本初演に立ち会えるなんて!
おっと、慌ててはいけません。ダニエル・キュイエ氏のお話もちゃんと聞いてみましょう。
「これがモーツァルトの自筆譜であることはまちがいないでしょう。ただし、モーツァルトの曲かどうかはわかりませんよ。モーツァルトの作品だと言う人もいるでしょうが、わたくし演奏家個人の考えとしては、この曲にモーツァルトらしさは感じられません。サリエリとかフンメル、シュターミツあたりの作品でも不思議はない。モーツァルトが他人の作品の一部を写譜したのかもしれませんね」
ミサ曲のスケッチと思われるこの断片、聞いてみるとモーツァルトのようなモーツァルトではないような......。うーん、激しく謎であります。


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