癒しの空間「フォントノー展」で心のリセットを

音楽祭の一環として、さまざまな催し物があります。

音楽が鳴りやまない東京国際フォーラムの敷地内の一角、ガラス棟7階有楽町側。比較的静かで落ち着いたスペースにおいて、仏ナント在住のアーティスト、エリック・フォントノーさんによる「バッハの街」と題した展覧会が開催されています。

PICT0068.JPGバッハの生涯を追いながら、バッハが住んだ街、旅した場所をテーマに、真っ白な紙(アルシュ紙)に白い針を刺して描く点描アートが展示されています。フォントノーさんの既成概念にとらわれない、ユニークな表現方法が、見る側にはとても新鮮!なんだか心が洗われます。

今回、各演奏会場に名付けられたバッハにゆかりのある街「アイゼナハ」、「リューネブルグ」、「アルンシュタット」などの街の風景が、針の点描とともに描かれ、改めて、バッハの軌跡をたどる機会に。

PICT0070.JPGアーティストの方も、音楽祭開催中、思い思いにいろいろな場所へ足を運ばれています。

フォントノーさんがとりわけ力を入れている「Carte blanche(白い地図)」という「地理」をテーマとする連作は、地球上の様々な地域の地図や大陸の輪郭などを、針の点描画で表現しており、こちらも合わせて鑑賞できます。

 

PICT0062.JPGガラス棟の最上階ということもあり、高い天井のそば近く。少しだけ、喧噪(でもないですが)を離れ、ゆっくりと流れる時間とともに、バッハの過ごしたドイツの街に想いを馳せてみてはいかがでしょう。

Tokyo International Forum 東京国際フォーラム