リチェルカール・コンソートの指揮者、フィリップ・ピエルロ氏は、昨年のラ・フォル・ジュルネで、バリトンという古楽器でシューベルトの作品を演奏したことは、記憶に新しいかと思います。
そのピエルロ氏が、リチェルカール・コンソートを率いて得意とするバッハの作品を演奏しました。
歌声と古楽器は、どちらも音がシンプルである、というところに共通点があるのかもしれません。楽器と歌とがとてもよく溶け合って、美しい響きを聴かせてくれました。現代楽器で演奏するバッハとはまた違った大きな魅力がたっぷりのすばらしい演奏に、会場は盛り上がり、拍手がなかなか鳴り止みませんでした。きっと、お客さんたちの満足度も非常に高かったのだと思います。
さてさて。本来ならば、ここでピエルロ氏のインタヴューを載せたいところなんですが......それはまた明日にでも。実は、明日コンサートのあとにインタヴューの約束をしているのです!
古楽の演奏家として大活躍のピエルロ氏にとって、いったいバッハとはどんな作曲家なのか。インタヴューのアップを楽しみにお待ちください。