がー子です。
午後は一番にクレール・デゼールのマスタークラスに顔を出させてもらいました。
↓↓キュートな雰囲気をもつクレール
何を隠そう私も音楽科で勉強していた音楽学生のはしくれ。
彼女の緊張が痛いほど伝わります。
ちょっと硬くなってしまっていたのか、音にも緊張が走り、
表情の硬い音楽となってしまいました。
そこへクレール・デゼールが愛の手を...
もう本当に愛の手なんですよ。
音楽に息を吹き込んでいくんです。
硬かった音がどんどんとやわらかい表情になっていく...
ボディーランゲージも含めて表情豊かに指導するデゼールが印象的でした。
マスタークラスでも普段のレッスンでもそうでしたが、
先生に教わることで、魔法がかかるんですよね。不思議なことに。
これでバッチリ!と思って先生の前で弾いても
そこには表情が入っていないことが多々...
一人で弾いていると、気づきそうで気づかないんです。
表情をつける足がかりをもらって、自分でどんどん息を吹き込んでいく。
それが音楽をつくりあげていく楽しい過程ですね♪♪
このマスタークラスで印象に残った言葉。
『バッハ、バロック音楽は自由なの。もっと自由に表現していいのよ』
『ピアノで弾くんだから、ピアノの持つ機能をすべて使うべき。
だから必要であればペダルも踏むといい。』
この2つは、バロック音楽を弾くときにいつも頭を悩ませることですよね。
自由とはいえ、ロマンティック音楽のようにルバートかけまくりの
甘ったるい感じになりすぎてしまっては、いけないし...www
ペダルも効果的に使うのはいいけど、踏みすぎてはバロックの感じがでないし...
そして先生によっても好みが違うので、指導内容も違う。。。
そんな中、クレール・デゼールの指導は、とても私の先生の指導と似ていたのでビックリ!
私がバッハを教えてもらったときと同じことを、クレールが言うので
思わずウンウンとうなずいて聞き入ってしまいました。
私、絶対彼女が作る音楽が好きなハズ!
次回はぜひ、彼女の演奏を聞きにいきたいです。
がー子