まずはなにを聞こうかと迷いつつ、向かった先はフィリップ・ピエルロ率いるリチェルカール・コンソート。バッハ、シュメルツァー、マラン・マレらのバロックの名曲に耳を傾け、さらにはハイドンのバリトン三重奏曲からの抜粋なども。ビバ古楽......。
　あれ？ それってどこがショパンなの、むしろ去年のバッハなんじゃないの？ と思いきや、実はこの演奏会のテーマは「ポロネーズ」。ショパンはポロネーズを作曲してるけど、その源流をたどってみれば、ということでさまざまなポロネーズを集めた企画だったのだ。なるほど～。同じ会場では、前の時間帯にピエール・アンタイがバッハを弾いていたり（ショパンとは「前奏曲つながり」なのか）、意外とバロックのアーティストも登場している模様。東京にもピエルロやアンタイが来てほしいぞ！ お願い！