ホールB5「ジョルジュ・サンド」の会場で、
今年一番に開かれたのは、P.アンタイさんのチェンバロコンサート。
曲目はJ.S.バッハの「平均率クラヴィーア曲集」。
え?今年のテーマはショパンなのに、なぜバッハ?
実は、ショパンは毎朝、バッハのこの曲集を弾くところから
自分の練習を始めていたそうですよ!
そんなエピソードに想いを馳せながら、
朝一番で聴くバッハはまた格別。
アンタイさんが奏でる歯切れよいチェンバロの音色が
心地よく響き渡りました。
朝早くの公演ながら、多くのお客さんが詰めかけていましたよ。
こちら、アンタイさんが弾かれたチェンバロです。
演奏後のアンタイさんに、お話を聞いてみました。
「朝の会場はとても静かだったね。
ショパンは自分の作曲活動の前に、
毎朝「平均率クラヴィーア曲集」を弾いていたそうだから、
彼のイマジネーションを膨らませる音楽だったんじゃないかな。」
アンタイさんの演奏は明日も朝一番で演奏されます(G409、9:45〜)
ショパンと朝を共に過ごす気持ちで、ぜひ聴きにこられてはいかがでしょうか。