本日最後に取材したのは、ホールDで行われた"クレール・オプスキュール（暗がりのコンサート）"です。
これは19世紀パリのサロンで実際に行われていた「暗がりのコンサート」現代に再現したものなんです。最初に曲目だけは発表されましたが、一体どのピアニストが何を弾くのかはまったく謎のまま。

会場はステージ袖から出てくるピアニストが見えないようにシャットアウト。この状態でステージ前に置かれているろうそくのような小さな明かりだけが残り、あとは完全に真っ暗な状態で演奏が始まりました。

この日の演奏者は4人。真っ暗な中で聴いていると、誰が弾いているのかまったく分からないため先入観もありませんし、耳が研ぎ澄まされ、それぞれのピアニストの個性が音楽に非常によく表れているのが分かりました。

全曲演奏後には演奏者4人がステージに登場し、ルネ・マルタン氏によって誰がどの曲を演奏したのかというアナウンスがありました。

これ、実は最終日の4日にもあるんですよね。
ここで登場したピアニストの名前を書いてネタバレにならないのか確認をして、明日以降にピアニストたちの名前をここへ書きたいと思います。