ホールD1では毎日「記録映像でたどるLFJの5年間」が上映されていたのですが、2日3日とコンサート取材が詰まっていたため、見に行くことができず、本日最終日にてやっとこのドキュメンタリーを見ることができました。
このドキュメンタリーは、書籍『クラシックの音楽祭がなぜ100万人を集めたのか ラ・フォル・ジュルネの奇跡』(片桐卓也著/ぴあ刊)の発刊を記念して上映したものです。
初めてラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンが開かれた2005年「ベートーヴェンと仲間たち」から昨年2009年「バッハとヨーロッパ」までの5年間、各年ごとに記録映像としてまとめられた、まさにラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭の歴史をたどる1時間30分。演奏家たちのインタヴューや、来場されたお客さんたちのコメントなど、どれもこの「熱狂の日」音楽祭を興奮気味に語り、そして心から楽しんでいる様子が伝わってきて、とても楽しんでみることができました。
思えば、ブログ隊が結成されたのは、開催2年目にあたる2006年の「モーツァルトと仲間たち」でした。それ以来、この音楽祭で起こるさまざまなことをブログの記事にしてきました。2007年、2008年、2009年と映像を見ていくと、"ああ、あのときはこんなことがあったな"とか"この演奏会は本当にすごかったよね"とか"これは客席がえらい盛り上がったんだった"とか、それはそれはいろんなことが走馬灯のように思い出され、ブログ隊もラ・フォル・ジュルネとともに歴史を刻んできたんだな、と思うと万感の思いであふれ、思わず涙が......。
おっと、いけないいけない。最終日もまだ始まったばかりだというのに、涙を流すのはまだ早いですね。
残念ながら上映予定はすべて終了してしまいましたが、この記録映像では触れられていなかった、ラ・フォル・ジュルネ開催までのスタッフたちの紆余曲折から現在までを詳細に書き記した記録書とも言える書籍『クラシックの音楽祭がなぜ100万人を集めたのか ラ・フォル・ジュルネの奇跡』でも、ラ・フォル・ジュルネの歴史をお楽しみいただけます(ブログ隊のことも書いてあるよ!)。
この本は展示ホールの新星堂ブースにて販売されています。