ブルックナーやブラームスって交響曲がえらく有名ですが、どちらも合唱曲が多いのはご存知でしょうか。ブルックナーはトロンボーン3本と混声合唱(またはア・カペラ)、ブラームスはホルン2台とハープが伴奏の女声合唱、フルートとトランペット以外の管楽器とティンパニが伴奏の混声合唱「埋葬の歌」。どの曲もライヴでは聴いたことがなく、しかもあまり演奏されることはないマニアックな選曲とあっては、これを聴かずして何を聴く? あ、いえ、他にも聴く曲はたくさんありますケド......。
どの曲も伴奏がまろやかな音なんですよね。だから合唱が活きてくる、そんな演奏で、弦楽器がないということに改めて新鮮さを感じました。
私事ですが、このコンサートでは後悔がないように、ちゃんと最後に「ブラヴォー!」と思い切り叫んできました。そう叫ばずにはいられないコンサートだったので。最高でした。