リストの協奏曲第2番を収録したCDを発売したばかりのピアニストの広瀬悦子さん。このラ・フォル・ジュルネでも同じ曲を演奏されます。
　リストって名前はよく知られているのに、作品はさほどでもない。いい曲がたくさんあるのに残念だな、と思っていたら......
　「リストの作品は知れば知るほど、演奏する側の深い教養が求められます。表面的な演奏が多いから、リストが誤解されているように思います。」
　！　なるほど！　それはきっとあり得る！　リストは非常に教養が高い人だったようで、エンゲラーもインタヴューで語っていましたが、文章がとても文学的に優れているんだそうです。リストを深く知れば、きっとテクニックについて語られがちなリストの見方も変わってくるかもしれませんね。

　先のCDで共演した指揮者、オーケストラとは大変相性が良いんだそうです。実は今回そのコンビでの演奏があるので、非常に楽しみです。
　そのCDを手に、素敵ショットを。