ピアニストのミッシェル・ダルベルトといえば、シューベルトがテーマだった2008年に、本当にたくさんのシューベルト作品を演奏をしましたが、今年のナントではリスト、ブラームス、シェーンベルク、ベルク、そしてコルンゴルドを演奏。これで一つの時代の流れが分かるかのようなプログラムです。
興味を引かれたのが、コルンゴルド。どうしてコルンゴルドが?と思っていたら「彼はR.シュトラウスの影響を強く受けているので、今回の『タイタンたち』のテーマにぴったりだと思ったんだ」と教えてくれました。ダルベルト自身、25年前に開かれたマーラー・フェスティヴァルで演奏して以来のプログラムだったそうです。