アリ・バン・ベーク指揮、オーベルニュ管弦楽団による
マーラーの交響曲第5番より「アダージェット」と
その曲の影響を受けたと言われる、R.シュトラウスの「メタモルフォーゼン」。
300人のホールにいっぱいいっぱい弦楽器の音が響いて
もわもわっとした不思議な感触の世界を楽しめました。
このボリュームのオーケストラをこんな空間で聴けるのは贅沢かも!
オーベルニュ管弦楽団には日本人のメンバーが3名もいらっしゃり、
ラ・フォル・ジュルネが東京で開催される前から1年に1度のペースで
来日公演を行っていたこともあってとても親日的です。
終演後、メンバーのおひとりにお話を聞く機会がありました。
「ラ・フォル・ジュルネの魅力はなんといっても
たくさんのアーティストが一斉に集うところだね!
特にナントと東京の規模は格別。
他のアーティストの演奏に刺激を受けることももちろんだけど、
僕は3年前の東京で、小学校時代の友人に再会したんだ!
彼もアーティストとして出演していて25年振りに会ったんだよ!
こんなことがあるのもラ・フォル・ジュルネの魔法さ。
それから、東京をはじめ日本のホールは音響が素晴らしくて
気持ちよく演奏できるのも訪れるのが楽しみな理由のひとつだよ」
嬉しいお話のあと、彼は次のリハに急いで移動していきました。