今年のプレスツアーメンバーの間で一番話題になった指揮者は
ベアルン地方ポー管弦楽団の指揮者ファイサル・カルイ氏。
何がすごいって、まるでダンスのようなこの指揮姿!
特にハンガリー舞曲は全身を使って、名前の通り軽やかに、踊っているかのよう!
プログラムに記載のプロフィールを読むと、
バランシン振り付けのニューヨークシティバレエを振ったことがあると書いてあるけど
まさかバレエ自体を踊る側だったわけじゃないですよね...?
オーケストラもメリハリがあってグルーヴィーな演奏で、
何より楽団員みんな笑顔で演奏しています!
南フランスの田舎町の陽気なエッセンスなのでしょうか、
まさにラ・フォル・ジュルネを体現するかのような楽団。
終演後にお客さんがみんな「楽しかったね!」と言っていながら帰っていきました。
最終日、このオケの魅力にはまった樋口裕一さんや高樹のぶ子さんと
カルイファンクラブを結成し、彼のダンスを堪能するために最前列を陣取って鑑賞。
(オーケストラは日本人がずらり並んで座って驚いただろうな)
指揮者の動きを見ているだけでも楽しい、なんていうのは
コンサートの鑑賞としては邪道なのかもしれませんが、
的確に指示を出している様子がわかって勉強にもなりました。