事件です!

最終日のお昼にルネ・マルタンさんと日本のプレスの懇親会が開催されました。
その中で、「月に憑かれたピエロ」に世界で一番この曲を上手く歌えるソプラノ歌手が
出演するので是非聴いてほしい、今年のナントLFJで一番挑戦的な公演だ、
という話を聞いたらそりゃ行くしかないでしょ!

ドキドキしながらスタートした公演は、ピアニストのフローラン・ボファールのソロによる
シェーンベルク「6つの小さなピアノ曲」でスタート。
いわゆる無調音楽なので、リズムもメロディーもとらえどころがないけれど
研ぎ澄まされたような美しい音楽です。

そこにフルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロの奏者と
ソプラノのマリアンヌ・プスールが入場し、シェーンベルク「月に憑かれたピエロ」上演。

pierrot1.JPG これは本当に事件です!
突き抜けてエキセントリックな歌と演奏で、劇的でかっこよくて、
見終わった後は達成感すら感じられました。
プスールの緊迫感や狂気といった表情豊かな歌が見事!

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客席の後方ではルネ・マルタンさんも立ち見で鑑賞。
とても満足そうな表情でした。

Tokyo International Forum 東京国際フォーラム