ルネ・マルタンさんが音楽祭の聴きどころを解説する「クラシックソムリエ・サロン」が今年も開催されました。募集200名に対し応募総数は1000通を超えたとか!?
ナントでのライヴ映像に続いて、CDをかけながらDJマルタンさんによる作品紹介へ。R・シュトラウスの「最後の4つの歌」「ツァラトゥストラはかく語りき」、シェーンベルクの「浄夜」、ブラームスの交響曲第3番や第4番、ピアノ協奏曲第2番、ピアノ五重奏曲といった名曲が次々と流されました。
「ブラームスが音楽祭のキーパーソンを演じる。彼が同時代と後世にどのような影響を与えたかがわかる」とおっしゃるだけに、ブラームス多めの選曲。
マーラーの交響曲第4番の緩徐楽章と、ベートーヴェンのオペラ「フィデリオ」の似た場所を交互に聴いて、マーラーがベートーヴェンから受けた影響を明らかにするといった趣向もありました。おもしろいですねえ。
好きな曲について語るマルタンさんの姿は実に楽しそう。
「みなさまがホールから感動の表情で出てくる姿を目にするのが、私にとってのいちばんの楽しみです。5月にまたお会いしましょう!」と語ってくださいました。