いよいよ本公演を間近に控える東京国際フォーラム。アーティストや関係者っぽい方が次々と吸い込まれていく部屋がありましたので、その一室にそおっ~~と潜入してきました。
むむ、これはっ。部屋は会議室っぽいけど中身はカクテル・パーティ? えっ、レセプションだって? 差し出されるがままにワイングラスを片手に奥まで進んでみると。
本日のホスト、文化庁長官の近藤誠一氏(右)と、先日ナントのLFJ会場で復興支援コンサート「ラ・フォル・ジュルネは日本を支援する」をルネ・マルタンさんとともに提唱したヴァイオリンの庄司紗矢香さんがいらっしゃいました。
近藤長官といえば、先日「当面の文化芸術活動について」と題したメッセージを出してくださったんですが、ご存知ですか。震災の影響で文化芸術活動が次々と縮小されるなかで「文化芸術は、復興への歩みを進める方々の心の滋養になることを過去の経験が物語っている」として「今後、被災された方々に心を寄せつつ、電力事情、安全性等を十分踏まえながら、それぞれのお立場で、文化を創造しあるいは親しむ活動を積極的に行うことにより、日本の力強い復興を支えてくださいますようお願い申し上げます」と力強くメッセージを結んでいます。
大地震以来、次々と東京での演奏会のキャンセルが相次ぎ、LFJもプログラムが組みなおされてどうなることかと思われましたが、結局ヨーロッパからの来日組は総勢100名以上にのぼるとか。これを機に東京の音楽界に再び活気が戻ってきますように。
アーティスティック・プロデューサーの梶本眞秀氏(左)、アーティスティック・ディレクターのルネ・マルタンさん(中央)も加わってみなさんで写真を一枚。音楽祭に携わるさまざまな方々の力が結集して、今年もきっとすばらしい音楽体験を客席まで届けてくれることでしょう。