奥深い味わい

ワインじゃないですよ、音色の響きについてです。今回は堤剛さんとクレール・デゼールさんの共演を聞いてきました。曲目はチェロ・ソナタ第1番ホ短調op.38とヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調op.78「雨の歌」(チェロ・ピアノ版)。
演奏が始まってから終わるまで、お客さんが集中しているのが分かるくらいの雰囲気が漂っていましたが、演奏が終わると大きな拍手が沸きあがり、お客さんの顔も緩やかになっていました。
そんな素晴らしい演奏を終えたばかりの堤剛さんの楽屋を直撃し、お話を伺ってきました。今回演奏されたブラームスに対してのイメージを伺うと
「すごく人間らしいと思います。明るく楽しいだけではない、深みがあるというか人間を感じます。なので、ブラームスはとても好きなんですよ」
また、今回のラ・フォル・ジュルネに対しての感想を伺ってみると、
「例年のようなお客さんの多さではないけれど、来て頂いているお客さんは非常に集中されていて、とても弾きがいがありますよ」と嬉しいお言葉を頂きました。
lfj20112 065.jpg
演奏を終えたばかりなのに笑顔でお話を聞かせて頂いた堤さん、本当にありがとうございました。

Tokyo International Forum 東京国際フォーラム