これまでも、日本ではまだあまり知られていないさまざまなアーティストを紹介するきっかけともなってきたラ・フォル・ジュルネ。今年もその一人が秀英のヴァイオリニスト、テディ・パパヴラミ。少年のような身体つき(ビックリするくらい細い! ラインが強調されるような衣装だからか余計そう感じます!)なのに、どこか気品ある風格を持っている人です。
実はナントで彼がソリストを務めたブラームスのヴァイオリン協奏曲を聴いたのですが、そのときとはまた違ったブラームスが聴けるのかも!?と、昨日の夜、G409〈トーマス・マン〉へ、彼がブラームスのヴァイオリン・ソナタの第1番「雨の歌」と第2番を演奏するコンサートへ行ってきました。
日本で改めて彼の演奏を聴いてみて、響きが美しく、「優美」や「優雅」といった言葉が頭に浮かびました。このプログラムは、まさに彼にぴったりな曲だったのかもしれません。