「僕ね、2012年のラ・フォル・ジュルネでは、チャイコフスキーの2番の協奏曲が弾きたいんだよ。2番ってすごいいい曲なんだよ〜弾かせてくれるかな〜(もじもじ)だめかな〜(もじもじ)だって1番ほど有名じゃないからな〜(もじもじ)でも弾きたいな〜・・・」
とこれは昨年のLFJ東京でブログ隊の突撃取材に答えてくれたボリス・ベレゾフスキーさんのコメント。
注:(もじもじ)部分は、頭をかきながらもじもじするベレゾフスキーさんをご想像下さい。
そしてついに、ベレゾフスキーの夢かなう!!!
ジャン=ジャック・カントロフ指揮のシンフォニア・ヴィルソヴィアと『チャイコフスキーのピアノ協奏曲第2番』を演奏。
ソロチェロとバイオリンが美しい旋律を奏でる第2楽章を聴いて、ベレゾフスキーさんがあんなに弾きたがっていた訳が分かりました!う〜ん、地鳴りのするようなピアノを弾くベレゾフスキーさんですが、もしやものすごいロマンチスト?
余韻にひたりながら大勢のお客さんと一緒に会場出口に向かうと、隣を歩く大男。見上げると、楽譜をくるんと丸めて持って歩くベレゾフスキーさんが満足げに歩いてるではないですか!!「ブラボー」と声をかけると、「メルシー(にこっ)」
夢かなったベレゾフスキーの笑顔、最高でした。