去年の東京LFJ公演でがんばってくれたウラル・フィルですが、今年も彼らの活躍が期待できますね。なんといってもテーマがロシアですから!

今日はスクリャービン『交響曲第5番プロメテウスー火の詩』を井上道義さんの指揮で演奏。コーラスはウラル・シンフォニア合唱団、アンドレイ・コロベレイニコフさんがピアノを弾いていました。もちろん光の演出付きです。

スクリャービンの神秘的で官能的な世界を、色と音とで怪しく実現させていて、合唱団やティンパニーが響きわたる山場では全身に衝撃が走りました。音楽を「聴く」と「見る」が両立する不思議な空気漂う会場内では、魔法にかかったかのようにスクリャービンの世界に引きずり込まれていってしまうんです。
指揮棒なしで指揮をする井上さんが手をモワ〜んと動かして魔法をかけているようでした。