今年のLFJはロシア音楽ということで、取材の3日間はロシア音楽に浸りきったのですが、ロシアの作曲家はみんな共通して、心の奥深くにじわっと響いてくる何かがあるんですよね〜。
壮大なロマンティシズム、哀しみや郷愁、強烈なパワーの裏側に潜む素朴さ、触れたら消えてしまいそうな儚さ、追いかけ続けたい幻影・・・う〜ん、何と言ったらいいか分からないのがもどかしいのですが・・・切なさが胸に広がって、涙がでてきちゃうんですよね〜。
オーケストラを聴いては泣き、ピアノを聴いては泣き、歌詞も分からないロシア歌曲に泣き、ポロポロと泣きっぱなし。同じように涙するお客さんもたくさん。
人の心まで届く作品を生み出したロシアのタイタン達もすごいけれど、人の心を動かしてしまう演奏家もすごい。そしてそれを感じとる人の心ってのも素敵だな〜。
なんてちょっぴり感傷にひたっていたら、目の前をダヴィッド・カドゥシュくんがバナナを2本持って爽やかに通過!!カドゥシュくん、バナナが似合う!!
カドゥシュくんのバナナにちょっぴりすくわれた気分の最終日午後でした。