「超人」・・・の一言につきます。
ユーリ・ファヴォリンというロシアのピアニストがロスラヴェッツの『5つのプレリュード』とウストヴォーリスカヤの『ソナタ第5番』を演奏したのですが、マルタンお薦めだけあって本当にすごい才能の持ち主でした!!
まず、一体どうやったら暗譜できるのかわからないようなこれらの作品をすべて暗譜で演奏!ロスラヴェッツでは、和声機能をわずかに残したハーモニー進行がきちんと把握されていて、その中で浮遊感を持たせて奏でられるメロディーの絶妙さといったら!すべての音が明確な意志を持って鳴らされているようようでした。
ウストヴォーリスカヤでは、「重音でコロコロ」も「オクターブの連打」も「激しい跳躍」も何のその、ロボットのような超人的なテクニックが炸裂!小気味良く自由自在に動き回る音楽にただただ呆然。
恐れ入りました。
呆気にとられすぎてカメラを出し忘れてしまったブログ隊。ファヴォリンすでに舞台裏へですが、終演後の熱気だけでもせめて・・・。