最後の公演は濃厚なロシアを心行くまで堪能しなくては!アルテ(Arte)の生中継が入った1900人収容ホールは満員のお客さんで埋め尽くされていました。
最初に登場したのは、アナトリー・グリンデンコ指揮によるモスクワ大司教座合唱団。野太い声で会場を徐々にあたためていきます。
そしてウラル・フィルハーモニーにウラル・シンフォニック合唱団が加わり、ドミトリー・リス指揮による『ポロヴェッツ人の踊り(だったん人の踊り)』が熱演されると、客席からは大きな大きな拍手が!大合唱とオーケストラによる分厚く壮大な音楽が会場全体を包む様は圧巻!!「聴く」と言うより、「体感」と言った方が近いような演奏でした。リスさんのパッション溢れる指揮が、音楽と客席をさらに熱く沸騰させていました。
そして公演を締めくくる大トリは、やっぱりコレしかないでしょう!!LFJ・熱狂・ロシアと言ったらこの人抜きには語れません!!ボリス・ベレゾフスキーのチャイコフスキー 『ピアノ協奏曲第1番』!!
魅せてくれました、吠えてくれました、ベレゾフスキー、会場内には熱狂の渦が!!!
ウラル・フィルもリスも、「ロシア人の血が騒ぐぜっ」と言わんばかりの熱演でお客さんの心を鷲掴み!!アンコールは3楽章の最後の盛り上がりをもう一度演奏。最後の音がなり終わるや否や、ベレゾフスキー級の大拍手が沸き起こりました。
リスさんも思わずバンザーイ?
それにしてもロシア音楽を演奏するロシア人の熱さは筆舌に尽くし難し・・・水を得た魚のように生き生きとしてました。そして、音楽に自身の想いを託す演奏家達の熱演に、心からブラボー!
「熱狂の日」音楽祭2012、日本へロシアの熱風が届きます!!是非みなさん、この「熱狂」を体験して、熱いロシアパワーを明日への活力にして下さいね!!
日本公演が待ちきれない!!!!!