アーティスティック・ディレクターのルネ・マルタンより、今から買えるおススメ公演のコメントが届きました!
ルネが、各公演の聴きどころを彼の言葉で語っています。
「サクル・リュス」の語源である「春の祭典」で力強くスタート!3.11に捧げる「祈り」コンサートや渋さ知らズのパフォーマンス、 チャイコフスキーの知られざるピアノ協奏曲第2番など、夜までたっぷり堪能できる1日目。
これからお買い求め頂く方、どの公演をはしごしたらいいか迷っている方、ぜひこちらをご参考にしてみてください。
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●公演116
ボリス・ベレゾフスキー(ピアノ)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
ジャン=ジャック・カントロフ(指揮)
グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第2番 ト長調 op.44
この公演では、チャイコフスキーの知られざる名曲「ピアノ協奏曲第2番」の魅力を発見できます!彼のピアノ協奏曲第1番はあまりに有名ですが、この第2番を聴けるチャンスは非常に稀だと思います。そして第2番は、チャイコフスキーという人物を実によく映し出している素敵な作品です。
第1楽章には、ソリストの華やかな超絶技巧が散りばめられています。つまりこの作品は、完璧なテクニックと並はずれた音楽性を兼ね備えた比類のないピアニストを必要とするのです。勿論、我らがボリス・ベレゾフスキーにぴったりの作品です!第2楽章はまるで三重協奏曲のようで、ヴァイオリンとチェロがソリストのごとくピアノ・ソロと絡みます。まるで歌うような曲想に乗って、上記3つの楽器が対話していくのです。一方、第3楽章は非常に抒情的なテーマに支配されています。チャイコフスキーの作品群の中で特異な光を放つこの協奏曲をぜひお楽しみくださいね。
試聴はこちらから⇒http://ml.naxos.jp/KikeruProgram/LFJ2012/Stage/116
●公演122
プラメナ・マンゴーヴァ(ピアノ)
ムジカ・ヴィーヴァ
アレクサンドル・ルーディン(指揮)
チャイコフスキー(クリモフ編):交響曲 変ホ長調
シュニトケ:ピアノと弦楽のための協奏曲 op.136
この公演では、音楽的な大発見があるはずです!まず冒頭には、ロシアの作曲家クリモフが復元したチャイコフスキーの未完の交響曲をプログラミングしました。つづいて、詩情にあふれるシュニトケの珍しいピアノ協奏曲が演奏されます。書かれている全ての音符が重要な意味を託されている感動的な音楽です。この協奏曲に挑むのは、ピアニストのプラメナ・マンゴーヴァ。彼女の演奏が、今後この作品を演奏する者たちにとって"模範"となるような素晴らしいものとなると確信しています。
試聴はこちらから⇒http://ml.naxos.jp/KikeruProgram/LFJ2012/Stage/122
●公演公演181
アダム・ラルーム(ピアノ)
モディリアーニ弦楽四重奏団
ボロディン:ノットゥルノ(弦楽四重奏曲第2番 ニ長調 より緩徐楽章)
ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲 ト短調 op.57
ロシアが生み出す室内楽は、そのリリシズム、コントラスト、そしてあらゆる感情によって私たちの感受性をすぐさま揺さぶります。このコンサートで5人のフランス人若手奏者により披露されるショスタコーヴィチのピアノ五重奏曲を聴くと、ロシアの室内楽特有の、心に直接訴えかけられているような感覚をおぼえます。この公演でお聴きいただけるもう一つの傑作は、ボロディンの弦楽四重奏曲第2番からの抜粋で、タイトルは「ノットゥルノ」。限りない優雅さに溢れたこの名曲は、ボロディンが結婚20年を祝って妻に贈った作品です。
試聴はこちらから⇒ http://ml.naxos.jp/KikeruProgram/LFJ2012/Stage/181
●公演184
アブデル・ラーマン・エル=バシャ(ピアノ)
"ラフマニノフ 24の前奏曲 全曲演奏(第1部)"
ラフマニノフ:前奏曲 嬰ハ短調 op.3-2
ラフマニノフ:10の前奏曲 op.23
と
●公演381
アブデル・ラーマン・エル=バシャ(ピアノ)
"ラフマニノフ 24の前奏曲 全曲演奏(第2部)"
ラフマニノフ:13の前奏曲 op.32
ピアノがお好きな方にとって避けては通れない傑作といえば、ショパンの「前奏曲集」、シューベルトの「即興曲集」、そして・・・・このラフマニノフの「24の前奏曲集」でしょう!今回は2公演に分けて、アブデル・ラーマン・エル=バシャが全曲演奏に挑みます。
この曲集を構成するひとつひとつの前奏曲が、まさに"小さな傑作"です。ラフマニノフは実に感動的に、ロシアの「宿命性」をこの曲集に刻んだと言えます。この作品に宿る情熱に抵抗できる人など、いないでしょう!
試聴はこちらから⇒http://ml.naxos.jp/KikeruProgram/LFJ2012/Stage/184
試聴はこちらから⇒http://ml.naxos.jp/KikeruProgram/LFJ2012/Stage/381