聴かせてくれました、モディリアーニ弦楽四重奏団。
ナント公演で「あの浮遊感の音楽が凄い!」「イケメン揃い!」と好評だったモディリアーニ弦楽四重奏団がボロディンの『弦楽四重奏第2番』の有名なノットゥルノを演奏。
この作品、作曲家にしては珍しく(?)愛妻家だったボロディンが、妻に愛を告白した20周年の記念として書き上げた、いわば言葉の無いラブレター。チェロから始まるその美しい旋律に会場中がうっとり魅せられました。目を閉じて聴くと、愛する妻へのボロディン想いが時を越えて伝わってくるよう・・・そして目を開くとイケメン4人が愛を奏でている・・・嗚呼、すばらしき時間。
続いてはピアノのアダム・ラルームが加わり、ショスターコーヴィッチの『ピアノ5重奏曲』を息ピッタリに演奏。浮遊感のモディリアーニとそれに負けないくらいの不思議なピアノの音色を出すラルーム、そのアンサンブルはこの作品特有のロマンティシズムと暗さ、そしてちょっとした滑稽さを見事に醸し出していました。
終演後、楽屋を訪ねてみると「アダムとはよく一緒に演奏するんだ。アダムっ、写真撮ってくれるって!こっち来いよ〜〜。パッパラッタターパッパパー。」と弾き終えたばかりのショスターコーヴィッチの一節を口ずさみながらピアニストを呼びにいってくれたモディリアーニの皆さん。イケメンカルテットはとても気さくな好青年4人でした!
「あ、俺着替えちゃった・・・」と一番右がピアニストのアダムくん。