その夢を見せてくれたのは、ロシア民俗楽器集団テレム・カルテット。ロシアン・アコーディオンのバヤン、弦楽器のドムラ2本、そして誰の目も引く巨大な弦楽器バラライカという4人組。テレムというのはロシア語で「美しい夢」という意味。そう! そうなのです!
クラシックの作品を民俗音楽調で(いや、もともとは民俗音楽がクラシックにアレンジされていて、それがまた民俗音楽になって......って感じでしょうか)演奏されるのを聴くのは、非常に耳に新鮮です。ああ、良い音だわあ、と夢見心地でした。
最初は穏やかな曲調の作品が続き、だんだんと客席の気分を盛り上げてくれるノリの良い曲、そして最後は彼らの超絶テクニックが駆使された演奏で、会場は大盛上がりのうちにコンサートは終了。最高に楽しいパフォーマンスでした~!