急病のため来日することのできなくなってしまった人気ピアニスト、ブリジット・エンゲラーさんの公演のピンチヒッターとして、今日のソロ公演にはイーゴリ・チェチュエフさんが登場しました。
チャイコフスキーのドゥムカ、そして「四季」より3月、4月、5月、9月、10月、11月を演奏。温かみのある柔らかな音色や歌心は、エンゲラーさんのピアノにも共通する所があるな〜と聴き入ってしまいました。
このチャイコフスキーもしっとりと素敵だったのですが、アンコールで演奏したリャードフの「ミュージックボックス(オルゴール)」とプロコフィエフの「束の間の幻影」14番の上品なデザートを彷彿させるような絶品さといったらもう!!お客さんのハートを鷲掴みにしていました。
アンコールで魅せたチャーミングなお人柄そのもののチェチュエフさん、「日本に来れてとてもハッピーだし、この音楽祭は本当にファンタスティックだ!」と笑顔でお話してくれました。
眼鏡のお姿も素敵ですね。