昨晩はいちばん夜遅い時間帯に話題の公演が並んでいたかもしれません。
ホールCが「渋さ知らズ」で沸き上がる傍ら、ホールAではベレゾフスキーがチャイコフスキーのピアノ協奏曲第2番を熱演。
えっ、有名な第1番じゃなくて第2番、どうして? と思いきや、なんとこれが大盛り上がり。同曲をナントでも演奏したベレゾフスキーですが、東京での出来はナントをはるかに上回る好調ぶりで、盛んにブラボーが飛ぶ中、たくさんのお客さんがスタンディング・オベーションでこのヴィルトゥオーゾを称えていました。
この濃密で熱いひとときは、実は初日のハイライトだったのかも。
「渋さ」に負けてません、きっと。
ベレゾフスキーは最終日のホールAラストの公演でラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を弾いてくれます。相当期待できそうな予感。