女帝の宮廷音楽家たち

まさかこのロシア音楽をテーマでチェンバロを聴けるとは! さすがLFJ。でも考えてみれば、その昔は作曲家たちをフランスなどから呼び、宮廷で演奏を披露していたりしていたわけなので、LFJならば聴けるのも当然なのかも。
ということで、相田みつを美術館でのチェンバロによる公演を聴きに行ってきました。

チェンバロ奏者、中野振一郎さんによる、ガルッピ、チマローザのソナタが演奏されました。
ガルッピは派手! なんという派手な曲! 装飾音がバリバリでとっても華やかな音楽。でも、もう1曲のチェンバロ・ソナタは、というと......ソナチネアルバムに載っていそうな曲?(分かる方には分かるでしょうか......)
チマローザは弾むようなリズムでとってもイキイキとしていて、聴いると眠さも吹き飛びます。
1曲目を演奏されて拍手を受けている最中に中野さんが、ボソっと「夜遅くに(来てくださって)ありがとうございます」っておっしゃったもんで、客席から笑いも。しゃべっちゃうところが、まさに中野さんですね(笑)。

さて、後半には、フルート奏者の工藤重典さんが登場。サルティの「フルートと通奏低音のためのソナタ第2番」が演奏されました。この曲はとっても軽やかで親しみやすい曲でした。
だんだ乗ってきたのか、工藤さん、メヌエットで腰が入ってきて、演奏がますますヒートアップ! 最後の最後までお二人で美しい演奏を聴かせてくださいました。

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工藤さん、中野さんと、スタッフの方々とのショットを。

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