いよいよ最終日となった本日。夕方からプレス懇談会が開かれて、今年の総括と来年の展望について、ルネ・マルタンさんをはじめ主催者各氏よりお話がありました。
今年の来場者数はのべ36万人(5月5日正午時点)。東京国際フォーラムでのチケット販売数は約12万2千枚にのぼりました。
気になる来年のテーマは「フランス音楽とスペイン音楽」で現在構想中とのこと。19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパの音楽の中心地であったパリ。スペインからはアルベニス、グラナドス、ファリャらがパリで活躍し、ドビュッシーやラヴェルと交流していたんだそうです。これらの作曲家に加え、シャブリエ、ショーソン、プーランク、ミヨー、オーリック、ルーセル、カプレ、メシアンも......と次々と作曲家の名前が挙げられました。「ビゼーからピエール・ブーレーズまで」をテーマにするということですので、幅広い作品が取り上げられそうです。
また、来年も渋さ知らズやダンサーの勅使川原さんとまたコラボレーションしたいとも。
スペインのフラメンコやフランスの地方色豊かな民族音楽も紹介したいということですので、今年に続いて未知の音楽との出会いがたくさん用意されそう。まだ気が早いですが、来年も楽しみです。