さて、記者発表があった2月12日の夜、同じ会場で今度は一般の方々を対象にルネ・マルタンさんを招いて、恒例「クラシックソムリエ・サロン」が開催されました。ナビゲーターは「ぶらあぼ」の田中泰さん。
会場に集まったのは抽選に当選した350名のみなさま。マルタンさんのお話を直接聞けるこの企画は毎年大人気。マルタンさんお気に入りの音楽をかけながら、今回の音楽祭の特徴が紹介されました。今年のナントの音楽祭のハイライトシーンを収めた映像も。会場の熱狂ぶりがひしひしと伝わってきました。
マルタンさんがまず最初に選んだ音源は、サン=サーンスの「ハバネラ」。
「いかにもフランスだなあと感じる曲といえばこれ。空気感がフランスのエスプリそのもの」なんだとか。意外な選曲? それとも納得の選曲でしょうか。
その後、シャブリエ、ビゼー、ロドリーゴ、サティ、アーン、デュリュフレ、ケクラン、ジャン・クラス、サン=サーンス......と次々といろんな作曲家の作品が紹介されます。
「落ち込んだ時でも、聴けば必ず元気がわいてくる曲」として紹介されたのが、ロドリーゴのアンダルシア協奏曲。なんとギター独奏4人が活躍するという協奏曲なんですが、これをカニサレス、鈴木大介、荘村清志、大萩康司の4人で演奏してくれるのだとか。ぜひ生で聴いてみたい!