人は興味、関心のある話を聴いている時に前のめりになります。営業研修のときに、自分の話が受けているかを判断する材料になると教わったことを覚えています。どうやら音楽の場合も同じようで、聴いているうちに観客の姿勢がどんどん前に倒れていく。そんな姿を後ろから見ているのも好きな一瞬だったりします。
そんな演奏を聴かせてくれたのがトリオ・ヴァンダラー!
曲目はショーソンの「ピアノ三重奏曲ト短調op3」とラヴェルの「ピアノ三重奏曲イ短調」だったのですが、透明感が会場中に広がっていくようでした。2時からのお昼時でしたが、会場はまるで朝の木漏れ日の中といった様子でした。演奏が終わると透明感が霧のように引いて、会場から拍手が沸きあがりました。
トリオ・ヴァンダラーの御三方、素晴らしい演奏ありがとうございました!!!