LFJ注目の公演、アンサンブル・アンテルコンタンポランの演奏を聴いてきました。アンサブル・アンテルコンタンポランとは、現代音楽演奏に特化した選りすぐりのソリストが集まった精鋭音楽集団。
まずはラヴェルの『序奏とアレグロ』を艶やかに演奏。各パートが豊かに歌い、緻密にコントロールされつつもパッション溢れる演奏は圧巻でした。
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続いては舞台設定を変えて、ブーレーズの『シュル・アンシェーズ』3台のピアノ、3台のハープ、3台の鍵盤打楽器のための作品です。
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ピアノとハープの低音から始まり、マリンバパートが加わると、ホールが異次元の空間に早変わり。コロコロと走り回る音の粒が色彩を帯びて、各楽器から発せられる音色が溶け合ってハーモニーとなる。メロディーラインと認識できるパートはないけれど、リスムが常に鼓動のように刻まれていて、各楽器同士がまるで会話をするように呼応し合う。もう一体どのようにこの現象を言葉に変換したらいいのか分からないのですが、あえて文字化すると、
トテトテトテトテトテトテ ピポーン ピコ↑ピコ↓ピコ↑ピン ポヨーン ポヨーン キラーン キラっ キラーーン キラっ キラーーーン キラ ピカピカピカピカピカピカetc...
こんな感じでしょうか...
もし宇宙に音が響いていたら、こんな音なんじゃないかしら?なんてふっと思ったりして、今までに経験の無い音楽の体験でした。これは病み付きになりそう!
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こちらは終演後の舞台裏。シュル・アンシーズの奏者の皆さんです。
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終演後に話しかけてみたら、「聴いていた小さな子供が一生懸命リズムをとろうとしていて可愛かった〜。」「弾いてる方はそんなにつらくないんだけれど、聴いてる方々はつらかったんじゃないかしら?」と、とてもきさくにお話して下さいました。
アンサンブル・アンテルコンタンポランの皆さん、明日、明後日の公演も楽しみにしています!不思議な『音の時間』をありがとうございました!