沈黙と対話するヌーブルジェさん

夜のガラス棟って、雰囲気があって、しっとりとした美しい空間になります。
そんなガラス棟G409のお部屋にて、夜の静けさにぴったりのヌーブルジェさんのコンサート。

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ラヴェルの「クープランの墓」と「夜のガスパール」。「繊細」とは、この人のためにある言葉?!
甘くて、でも甘すぎない。ふと現れる沈黙にハッとさせられたかと思うと、再びめくるめく音の洪水と出会う。

滑らかに駆け上がる音音音。まるでハープのように、弦に直接触れているかのようなパッセージ。
なにこれ?どういうこと?

彼の指を見ますとね、こういうことなんですよ。
指の形が、しなやかに七変化! 指が完全に伸びきっていたかと思ったら、かぎ爪のような格好に縮んだり、一本の指だけ立てて鍵盤をポンポンポンと楽しそうに弾ませてみたり。
音を視覚化したら、ちゃんとこうなる、みたいな手の形なんです。
小さい頃、ピアノのお稽古で、「指は丸めて!ホラ、伸ばしたらだめじゃないの!」なんて習ったのは、一体全体なんだったんだ?!

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終演後、お写真をパチリ。仄かな笑みを見せてくれました。その仄かさに、ちょいメロっとなったブログ隊員でありました。

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