23時30分に始まり23時15分に終わるという、カニサレスさんのギターによる本日最後のコンサートがあったので、これは聴かねば！と、直前まで別のコンサートを聴いていたため、終わってダッシュで移動して会場に駆け込みました（でも余裕で間にあいましたが）。

　世界的に有名なスペインのフラメンコ・ギタリストによる演奏（しかもソロ！）が聴けるとなると、もうワクワク・ドキドキが押さえられませんでした。
　前半はカニサレスさんによる独奏。フラメンコの真髄がちりばめられた珠玉の作品、演奏テクニックや気迫さ、熱演に圧倒されまくり、1曲目を聴いてやっといろいろと考えられる余裕ができたくらいでした。あまりのすばらしさに、いつの間にか前のめりの体勢で聴き入ってしまいました。。
　そして、途中、男女二人が登場。カニサレスさんのギターに合わせて手拍子（フラメンコでは、これをパルマと言うそうです）！　これがものすごくカッコイイ！　パルマの音が天井や壁に反響して聞こえてくるのも臨場感がたっぷり。まるで本当にスペインにいるかのような錯覚。こもったような低い音と、弾けたような高音の使い分け、そのパルマの妙技にもさらに前のめりの体勢になっちゃいました。もう、とにかくカッコイイ！　スペイン！

　チャロ・エスピーノさん（下の写真、中央）、アンヘル・ムニョスさん（右）がパルマとダンスでカニサレスさん（左）のギターにより一層の彩りを添えてくださいました！

　いやー、本当に聴いてよかった！　一番遅い公演だったにもかかわらず満席、彼らの演奏が終わるたびにものすごい拍手が沸き起こっていました。